黒髪の中からピョンと飛び出てくる白髪。
目立ちますよね。
ただでさえ目立つのに、その白髪がチリチリしていて余計に目立つ、というお悩みを抱えている人も少なくありません。
今回はどうして白髪がチリチリになってしまうのか、その原因と対処法についてお話したいと思います。
この記事の目次
チリチリの白髪の種類
チリチリの白髪に種類なんてあるの?と思いますよね。
それが、チリチリには種類があって、それぞれ原因も違うんです。
- 波状毛
- 捻転毛
- 連珠毛
- 縮毛
の4つです。
それぞれ詳しく説明していきます。
①波状毛
乾燥が原因で、この波状毛になる場合があります。
波のように大きくうねる形状の髪の毛です。
②捻転毛
コイルのように捻れた形状の髪の毛です。
途中途中で捻れたようになっていて、栄養不足が原因と考えられています。
髪の毛の太さが均一ではないので、縮毛矯正やストレートパーマなどで矯正するのが難しい髪の毛となります。
③連珠毛
ビースヘアとも言われていて、数珠が連なったような形状の髪の毛です。
触るとボコボコとした凹凸があります。
染色体の異常で起こると言われていて、病気の症状で現れることもあるので注意が必要です。
とても脆くなっているため、引っ張ったりすると切れたりすることもあります。
④縮毛
波状毛よりも細かく縮れている状態です。
生まれつきの縮毛の場合と、加齢によって縮毛になる場合、白髪のみ縮毛になる場合があります。
白髪がチリチリになる原因と予防法
白髪がチリチリになってしまう原因は主に
- 水分量
- 白髪の形
- メラニンの不足
- 毛穴のゆがみ
の4つと考えられています。
①水分量
白髪は黒髪に比べて水分量が少ない状態です。
髪の毛に含まれる水分量が少ないと乾燥し、縮れ毛になりやすくなります。
また、雨などで空気中の湿度が高いとその水分を含んでうねりが発生します。
乾燥の原因には加齢、パーマやカラー剤、ドライヤーなどがあります。
トリートメントやヘアオイルなどでケアをし、パーマやカラーをする頻度を見直しましょう。
②白髪の形
健康な黒髪の断面はほぼ円形近い形状をしています。
しかし、白髪の断面は楕円形になっていて黒髪よりも扁平な形をしています。
平べったい形なので、黒髪よりもうねりや縮れが出やすいのです。
③メラニン不足
白髪はメラニン色素がありません。
メラニンがない場所は空洞になっているので乾燥しやすいのはもちろん、ダメージも受けやすく、捻れたり縮れたりしやすいのです。
亜鉛、銅、チロシンを多く含む牡蠣、チーズ、大豆製品を摂取することでメラニン色素を増やす効果が期待できます。
④毛穴のゆがみ
歳を取ると、顔のたるみだけではなく、頭皮もハリを失いたるんできます。
頭皮が弾力を失うと毛穴もたるんでくるのです。
頭皮の毛穴がたるむと、毛穴の形がゆがみます。
歪んだ毛穴から生えてくる髪の毛は円形ではなく、楕円や扁平などの断面になりやすく、縮れたり、捻れたりして生えてくる原因になってしまいます。
頭皮マッサージなどで頭皮のたるみを解消することで毛穴のゆがみを防ぐことができます。
チリチリの白髪になった時の対処法
では、白髪がチリチリになってしまったらどうしたらいいのでしょうか。
対処法をお伝えします。
切る
チリチリした白髪が数本なら、切りましょう。
抜くと頭皮の刺激になったり、炎症を起こしたりする原因になりますので、抜かずに根元からカットするのがおすすめです。
縮毛矯正・ストレートパーマ
チリチリの白髪が多い場合は、縮毛矯正やストレートパーマで直すことができます。
チリチリの種類によって縮毛矯正がかけられない、もしくは効果があまりない場合もありますので、美容師さんに相談してみましょう。
トリートメント
縮れは乾燥で起こる場合があります。
髪の毛や頭皮が乾燥しないように、トリートメントやヘアイオルなどでケアをしましょう。
ドライヤー・ヘアアイロン
ドライヤーのかけすぎも乾燥の原因となります。
ドライヤーの前にしっかりとタオルドライをして、ドライヤーの時間をなるべく短くする工夫をしましょう。
コテやヘアアイロンなども乾燥の原因となるので、なるべく使用を避けましょう。
そうしても使いたい場合は、高温ですばやく仕上げるのが乾燥を防ぐコツです。
ヘアブラシ
プラスティック製のヘアブラシを使用している人は天然の素材のものに変えましょう。
静電気も乾燥の原因となります。
静電気の起こりにくい、木製のものや天然毛のものがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
チリチリにも種類があったんですね。
その種類によって原因と対処法が違うので、チリチリになった白髪をよく観察してみましょう。
今回お話したことを参考に予防と対処をしてみてくださいね。